1999年11月21日快晴日曜日 常磐道のSAを目指す。
紅葉シーズン真っ只中で、朝からベタ混みかと思いきや、
スムーズなドライブでパーキングエリアに滑り込んだ。
今日は都合で後発現地集合組となってしまった。
先発組の姿は、そこには無い。
レストタイムの後、次ぎのICで南へ。 いつものローソンで買い出しし、今日は更に南下したりなんかして・・
・。
裏道をカッ飛ぶ。橋のゲートを右に見ながら
M/N線を横切り、Tを左に見ながら右折し、M/T河川敷へと進入する。
ベースを張っているだろう地点までの道は遠く、BFグッドリッチ・マッテレの3分
の1位は 潜るような、泥溜まりをいくつも舐めていかなければならない。
ベースに到着した時は既にオフロード走行後の姿となっていた。先発組に合流。
本日参加は先発組のJ57Centerlineファミリー、Y61GoriGoriファミリー。
後発 現地集合組のJ57Jeepcult単キーズ、Y60Taco’sファミリー、HZJ73ハレ
ルヤ一派、 そしてCJ7Jinpeファミリー。
実に良い天気に恵まれたベースのM/T川デザートフィールドは、11月も下旬だと
いうのに、ちょっとぽかぽか陽気。日除けは要らない。 青空タ
ープでベースを構え る。 J57Centerlineファミリー、Y61GoriGoriファミリー、J57Jeepcult単キーズは
既にのんびりとコーヒータイムとなっていた。
早速、アウトドア用家具調度品をセッティング、ベース裏に簡易トイレもセッティン
グ完了し、 コーヒータイムへ追いつく。 最近は、ホームグランドとなった感のあるM/T川。
周りを見渡すと、相変わらずという安心感、落ち着きを感じさせるいつもの風景があ
る。
川岸はジェットスキーに興じるグループがあちこちに・・・。 グゥウォン・グゥウォ
ンと、 モトクロッサーの集団がそこかしこを飛び回り、今日は珍しくトライアラーの姿も見
える。 何といっても このシーズンははずせないハンターの姿も?!(お〜コワッ。マジ始
めて 見たぁーっ!) 自慢のショットガンを抱え、2匹のポインターを引き連れ、藪の中を徘徊している。
歓談の時間もゆっくり過ぎ、自前のランチに各々パクつき・・・。
さあーてとッ。 何やらゴソゴソとダイバーズのエンジンに火が入ってきたようだ。
チョットした段差や起伏を見つけては片足上げてみたり、くぼ地を斜めに横切ってみ
たりと・・・。
それぞれご自慢のマシンチェックに入っているようだ。
久々のOFFらしく、73ハレルヤ氏は周りが冷えるようなキャンパー走行を披露し
ている
。
しばらくすると、阿吽の呼吸。アイコンタクト(?)なのか、一斉に移動し始めるダ
イバーズ面々! (・・・とは言っても野郎のみ。 ベースには、おんな、子供が置き去りに!・・・)
コリャ 又いつもの行動パターンとなっているようだ。
今日は泥んこコースの中へベースを張っている過激なジープ・ジムニー軍団があり、
いつものような、自分らの、のんびりしたペースで遊べない。
そもそもグランドコンディションが良くなく、あまり長居はしたくない状況だった。
そんな中、GoriGoriY61はギャラリーの見守る中、
一本のヒルクライム(ステアケースと呼んだ方がいいか?)にアタック開始!
業界でも評価の高いサスペンションのロングストロークを活かしグイグイと登ってい
く。 “ギンッ!!”という音とともに、更に、異常なまでのサスストロークを披露して
他の追従を阻むかのような、見事な踏破(クリア)である。
ギャラリーからは拍手も沸いていた。 クリアしたゴリゴリY61に駆け寄るダイバーズ一行は“ギンッ!!”という音の
正体にはおおよその見当はついていた。 案の定、足回りのトラブルである。 リヤスタビライザーとディバイスの間が外れてい
る。 実GoriGoriY61サファリは、ベース近くでリアスタビライザーのボルトをぶっ
飛ばし 応急処置をしたばかりだったのだ。 ・・・が、今度は応急処置した場所とはチト違
う。 スタビライザー・レリースディバイスのクラッチシリンダーのロッドから折れてい
る。 ボルトはしっかりとついている。 〜やや重症であるが、リフトアップし
た車、 弊害は付きものなのか・・・。 普段の走りには影響無いとして、ベースへ引き返す。
いつもの午後のまどろみ。 ダイバーズキッズは、相変わらず広大な砂場相手に
はしゃぎまわっている。 最近やっとヒトの仲間入りをしそうな勢いのうちの大将は
砂食ってるし、日陰の砂の滑り台で尻(ケツ)は濡れてるし、とやりたい放題であ
る。
しばらくして「うん!大将は?・・・」と探していると、誰が乗せたかY60ボン
ネットの上で ジャンプ!ジャンプ!と洒落込んでいる。まあまあ微笑ましい光景なのだが・・・。
ワイパーはフロントウインドウの枠の外!ボンネットはしっかり凹んでいた。
・・・ふはっ はっ はっ はぁ・・・。おぉ・まぁ〜い・ごぉっ!(涙)
昼寝を決め込んでいGoriGoriは。子供休憩所のブルーシートをベットに、シュラフ
に 包まれて大イビキである。
のんびりした空気の中、ベース周りを散策する。 伸びをしながら遠くを見ていると、
パン、パッパァーンと一台のモトクロッサーが近づいてきた。
’94年式ぐらいのHONDA CR125だ。 結構程度が良く、カッチョエェッ!
こっちの視線を気にしながら、モトクロッサーは目の前に止まった。
シートに跨ったまま、モトクロス用の鎧をフル装備したその青年、
フルフェイスの中の瞳は、とても友好的だった。
何じゃろぅ?と身構えてると、20才代の小柄な青年は、キルスイッチを押しエンジ
ンを止めた。 ・・・辺りは、静かになった。 そして、何やら話しかけてきた。
「・・・どうも、こんにちは!・・・そこの起伏(ダイバーズがベースを張っている
トコ)の裏、 走ってもいいですかねぇ?・・・」
「はぁ?あぁ そりゃ別
にいいけど・・・やっぱちょっと音デカいし、子供もウロウ
ロしてっから 気ーつけてもらわないと・・・」
「はあぁ・・・そうですよねっ・・・気をつけて通りますけど・・・やっぱぁ うる
さいですよねぇっ!・・・」
「・・・いやぁ わたし 実は地元なんですけどぉ いつもそこをジャンプ台にして
遊んでるんですよ・・・。」
「あぁっ そぉーなんだぁ! そりゃ悪りぃーねぇ・・・」
「・・・まぁ こういうとこだから、お互い様ってぃうとこもあるけど・・・ねぇ・
・・」
「うちらは、だいたい都内の人間の集まりで、月に一度来るか来ないかなんだけど、
今日は勘弁って とこかなっ・・・」 「へぇーっ 東京からですかぁ・・・遠くまで来るんですねぇ!」
「・・・4駆、結構多くて、タイヤの轍なんかいっぱいできてて、モトクロスでもハ
ンドル取られて 結構危ない思いしますからねぇ・・・ホントお互い様ですよねぇ・・・」
「・・・良かったら乗りませんかぁ?」
「今、チョット バテちゃって休もうかなぁって思ってたんで
・・・どうぞ!いいっスョ!・・・乗って下さい。」
「えぇっ・・・でも、コケたら悪いし・・・」
「あぁ、全然かまいません!モトクロッサーは、コケるためにあるようなモンですか
らぁ・・・」 「それに、こういうトコですから、壊れはしませんってっ!」
「あぁっ、そぉおう・・・(^o^)・・・じゃあ、チョットだけ・・・」
久々のモトクロッサーである。ここ20年ほどくすぶっていた何かが、大爆発!って
感じ。 胸が、高鳴る!! 腰高のモトクロッサー特有のシートを跨ぎギアをニュートラルに・・・。
細身の車体 の右側に 隠れているキックアームを引き出し、数回キック。
・・・125ccのハイパワーエン ジンは、 クウォン、ウォン、ウォン・・・と軽やかに吹き上がった。
さすがモトクロッサー!125ccとはいえ多分40ps近いパワーがあると思われる。
リッター換算・・・1.000ccにすると・・・、何と320馬力!同じ1.000のマーチ
で60馬力! 2.000ccクラスにすると、640馬力!となる。 スーパーカーなんか比較にならない!
更に車両重量も90s前後、実勢パワーウェイトレシオ(1馬力当り何sを担当するか
? 数値は小さい方がすごい!)にあっては、約4s/ps!・・・ちなみにあのスカイラ
インGT−R で約6s/ps!。
Y60サファリはというと、なんと約18s/ps!すっげぇー
重ぇーっ! ってなデータが出てくる。 例えば、これって、自分が1馬力だとしたら、何も持たないで全速で逃げるのを、
軽井沢キャンプでトイレを1回(約6リッター)流した後の20リッターポリタンを
担いで 必死こいて、追っかけるほどの差がある。(例えが変で申し訳ないが解りやすい!
?)
アクセルレスポンスは当然ながら、とても良く車体の軽さもあって、不整地を快調に
快適にカッ飛べる。 ギャップも難なくクリアできる。 コーナリングもタイヤのグリッ
プやしっとりしたサスペンション、 カチッとしたフレーム・・・モトクロッサーのモトクロッサーたる性能に助けられ、
何の不安も無く すり抜けられる。
パワードリフト、カウンターも思いのまま!って感じである。
〜河川敷のデザートコースを数分間、気持ち良い疲労感に襲われる程度走り回った。
・・・実は、体力の限界で、これ以上走ってると、ハンドルを押さえられない、俗
に、 腕が上がった状態!コントロールできず、ホントに転倒しそうだったのだ。
クウォン、ウォン、ウォ〜ン・・・と、青年のところへ戻る。
心拍の早くなった心臓を押さえ、息切れのしている状態を隠すように、呼吸もゆっく
りと、 平静を装いながら・・・ 「いゃあ、やっぱり いいねぇ!モトクロッサーって!・・・いゃホントいいネッ!
・・・」 しかし、額にはしっかり汗が噴き出していた。
「
ウマいっすねぇ!何回か転倒すると思ってすっごい期待してたんですけどぉ・・
・」 「前からやってたんですねぇ!!」「・・・普通はあんな走り出来ないっスヨぉ!・
・・」 〜この後、まるで、子供のおもちゃを取り上げて、さんざん遊んだ挙句、
自慢げに武勇伝を語っているオヤジ状態となってしまった・・・。
「ホント久しぶりに興奮したよっ!・・・ありがとぉ!!・・・」まだ息は苦しい・
・・ しばらくダベッていると、リアタイヤのパンクに気がついた。
「・・・リアタイヤ、エア少ないんじゃない?」
「はぁ、こういうとこだからチョットエア落してるんですよぉ・・・」
「それにしてもペタンこすぎないかぁ?・・・」
「それに、ビートストッパーが斜めってるし・・・」
「そういえばそうですねぇ!!・・・コリャ参ったなぁ・・・」
「・・・じゃあ今日は、おしまいだぁ。・・・」
と、その青年は、パンクなどものともせず、ジャンプ一発、藪の中へ消えていった。
まあ、・・・走行会レポートとしては、かなり横道に外れた感はあるが・・・結局、
世の中いろんな人が」いて、そろぞれの趣味趣向があって、利用する場所、時間があ
る。
限られた時間、場所だからこそ、楽しく過ごせるよう、うまく共存できるよう、
心がけること。 が大切だってこと!をつくづく感じた次第である。
この季節、日没は早く、四時半頃には暗くなってしまう。
早めの記念撮影を終え、帰路についた。
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